PORTA CHIUSA Japan Tour 2023


                          
For this Japantour PORTA CHIUSA is Paed Conca with Michael Thieke and Kevin Sommer

PORTA CHIUSA(ポルタ・キウーザ) ベイルート在住の音楽家パエド・コンカ率いるクラリネットトリオ。「ポルタ・キウーザ」とは、”閉ざされた扉”の意 を成す。 パエドの楽曲には、微分音にて織りなされる奇想の和音がふんだんに盛り込まれ、未踏のハーモニーへの探究心は、時に は倍音の指定まで至る。もとより卓越した3人の奏者の数多の音の揺らぎは、極上のアンサンブルに昇華される。 未だ人々の間には、国家、人種、文化など、あらゆる軋轢が存在する。音楽も然り。 果たして人間の尊厳とはどこへ潜んでしまったのだろうか。 音階、調整をも融解させた全く未知なる楽曲は、無知のを否定するための壁ではあらず、知らないことを受け入れるため の扉とあいなる。その扉を開けるための鍵は、聴衆の耳の中に隠されている。

PORTA CHIUSA Japan tour 2023: 

PORTA CHIUSA webpage:
 


Kevin Sommer:  
ケヴィン・ソマー (clarinet, bass clarinet)
スイス・アーラウ在住 クラリネットでフリーインプロビゼーションとコンテンポラリー音楽を演奏する若手ミュージシャンの一人。ベルンと ローザンヌの音楽学校のジャズ科にて即興と音楽教育学を学ぶ。 自身の楽器の特性を活かした調性と音楽の可能性を拡張することを目指す。Strahl & Sommer、Leib、Insub meta Orchestraなどに参加。これまでヨーロッパ内で様々なツアーやフェスティバルで演奏している。

Michael Thieke:
ミヒャエル・ティーケ Michael Thieke (clarinet)
1971年ドイツ、デュッセルドルフ生まれ。クラリネット奏者、作曲家。ベルリンとローマを拠点に活動中。楽曲、即 興、ジャズ....作曲活動。常に幅広い音楽環境下に身をおき、特に微分音程、音色、ノイズに強い感心をもって探求 し続けている。国境をこえ数多くのプロジェクトやコラボレーションに携わる。既成概念に捕われない音に精力的に関わ り続ける重要人物である。

Paed Conca: 
パエド・コンカ Paed Conca (clarinet, composition)
1967年生まれ。ベイルート在住のスイス人。クラリネット奏者、ベーシスト、作曲家。世界各国で精力的にツアーを こなし、多くの素晴らしき共演者を持つ。即興演奏の傍ら、演劇、映画、ダンス、アンサンブル等、また、ラエド・ヤシ ンとのユニット「PRAED」に多様な楽曲を書いており、今回の「PORTA CHIUSA」では、長年かけて作曲した「3クラリネット+声」における、微分音を駆使した神秘的な大曲を披露する。


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photo by Georgio Andreoli